こんにちは。元地方公務員のタカキです。
公務員には向き不向きがある。
地方公務員として働いた11年間、いろんな方たちを見てきた中で、公務員にも向き不向きがあるなあ、と痛感しました。
僕は向いていないから公務員をやめた
公務員をしてきた中で、早く出世する人、なかなか評価されない人など、いろいろな公務員を見てきました。
公務員という職業には確実に、向き、不向きがある。
私自身、自分の性格や思考が公務員に向いていなかったのだろうな、と思うときがあります。
今回の記事では、公務員に向いている人、向いていない人、それぞれの特徴を解説します
公務員に向いている人の特徴3選
公務員になるには、採用に伴う筆記試験(一次試験)と面接(二次試験)に合格しなければなりません。公務員の種類によっては、三次試験まである時もあります。
地方公務員であれば、平均で300〜1000時間の勉強が必要です。
この時間をかけて勉強した挙げ句「向いてなかった・・・」なんてことも。
実際に、僕もそうでした。
なので、まずは勉強を始める前に、自分が公務員に向いているか、チェックしてみてください。
・向いている人の特徴①
人と話をするのが好き
公務員になったばかりの人がまず悩むのが人間関係です。
公務員の仕事について、事務作業が多いという印象を持っている方がいらっしゃると思いますが、実際は違います。
地方公務員の仕事は、特に町役場や市役所に勤務すると
- 窓口での住民との対応
- 上司からの指示
- 誰かへの説明(レク)
などほとんどの仕事が人との会話です。
人と話をするのが好きだったら、問題なく仕事を続けることができます。
向いている人の特徴②
公共の心を持っている
公務員は公共の福祉のために働いています。
つまり、基本的には、特定の誰かのために仕事をしてはいけません。
「自分はみんな(国民、市民、町民)のために働いている」という考えがない人は、職場内で意見が衝突したり、価値観が合わずにストレスになったりすることも。
向いている人の特徴③
人の意見を調整することができる
公務員の仕事の多くは「調整」です。
昇格によって責任を与えられれば、その分「調整」する場面が増えていきます。
意見の本質を見抜き、「公共の福祉に資する」という観点から、異なるそれらの意見を調整する。
それは「調整力」と呼ぶことができるでしょう。
「調整力」があれば、信頼されますし、逆に「調整力」がなければ、仕事が回ってこなくなることも。
突き抜けた意見よりも、調整された意見が優れた意見とされるのが公務員の世界です。
社会変化が早くなったと言われる昨今でも、その事実は変わらないと思います。
調整された意見が最も優れた意見である。これが公務員の世界です。
公務員になるのをやめといたほうがいい人の特徴3選
公務員に向いていない人の特徴①
人とコミュニケーションを取るのが苦痛
人と話をしたり、人に説明をしたり、人の相談を聞いたりすることが苦痛であれば、公務員は向いていません。
そういった人には、一人で黙々と作業できるお仕事の方が何倍も向いていると思います。
今は、編集やライターの仕事など、マニュアルがあれば、一人で作業できる仕事もたくさんあります。
公務員に向いていない人の特徴②
「認められたい」「評価されたい」という強い想いがある人
「出る杭は打たれる」という言葉があります。
これは、公務員の世界に当てはまります。
上司や周りの意見が、自分の意見と違うが、自分の意見の方が正しいと感じることって、よくありますよね。
そんな時、あなたは自分の意見がどれだけ正しいか、上司や周りの人に分かってもらおうとします。
公務員の世界において、そういった行為は、嫌われる原因となります。
自分の意見を通すことよりも「調整力」を発揮してほしい。
そう、上司も周りの人も、みんなが思っているかもしれません。
公務員に向いていない人の特徴③
「公共の福祉」の意味がわからない人
公務員は、全体の奉仕者です。公(おおやけ)に仕える人「公僕」です。
「公僕」という言葉は公務員に対するdisではありません。
公に仕える「公僕」であることに誇りを持てない人は、公務員に向いていないでしょう。
長く務める方が退職金が大きい
公務員には失業保険がありません。その代わりに、退職金があります。退職金は、勤続年数によって計算され、長く勤めれば勤めるほど、大きな金額がもらえます。
私は11年間勤めて、失業保険1年分くらいの退職金をもらいました。後、10年多く勤めれば、おそらく2倍以上はもらえたと思います。
なので、公務員になるなら、出来るだけ、長く勤めた方が良いと僕は思います。
だからこそ、自分が公務員に向いているか、向いていないかをしっかり考えて、貴重な時間を無駄にしないように、人生を幸せにしていきましょう。
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